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住宅性能表示制度Q&A、ガイドライン等

音環境に関すること

タイトル 床構造で一体として振動するもの
整理番号 8-030
質 問  評価基準8-1(2)イ⑤において「ボイドスラブ」とは、部分的に中空層を有するコンクリートの床構造その他これに類する床構造で一体として振動するものをいう。」とあるが、“これに類する床構造で一体として振動するもの”の中に含まれる複合床とはどのようなものか。
<8-1(2)イ⑤>

回 答  複合床で、一体として振動するものは、次の3種類が挙げられます。

その1 現場打ちコンクリートと一体化するようなトラス筋付きプレキャスト部材を用いた床構造
<要件>長さ300mm以内に6φ以上のラチス筋4本を有するトラス筋が、プレキャスト部材に600mm以下の間隔で設けられ、そのトラス筋がプレキャスト部材の上面から30mm以上突出しており、その上部にプレキャスト部材の等価厚さの1/2以上、かつ、65mm以上の厚さの現場打ちコンクリートを打設するコンクリート床構造であること。なお、トラス筋どうしの間にボイド型枠を設置するものも含まれることとするが、この場合には、トラス筋がプレキャスト部材の上面からボイド型枠の高さ以上、かつ、100mm以上突出しており、またトラス筋のあるリブ部分の幅が120mm以上で、さらに、プレキャスト部材どうしの継目部分にはボイド型枠は設置しない構造になっていること。(図—1、図—2参照)

図-1 「均質単板スラブ等」に含まれると解される床構造(トラス筋付きプレキャスト部材)

図-2 「ボイドスラブ」に含まれると解される床構造(トラス筋付きプレキャスト部材)

その2 トラス筋はないが上面の深さ4mm以上の凹凸(コッター)により現場打ちコンクリートと一体化して振動するようなボイド系プレキャスト部材を用いた床構造
<要件>現場打ちコンクリートが十分に流れ込むような4mm以上の深さのコッター(凹部、溝 等)が、プレキャスト部材の上面に一様に設けられており、その上部に、プレキャスト部材の等価厚さの1/2以上の現場打ちコンクリートを打設するコンクリート床構造となっていること。(図—3参照)
 またコッターについては次のような形状および面積を有するものであること。

①一つのコッターの平面形状が円形又はこれに類する形状の場合、一つの円形コッターの上面の直径が25〜50mm程度で、プレキャスト部材上面の25〜50%が凹部になっていること。

②一つのコッターの平面形状が正方形に近い長方形又はこれに類する形状の場合、一つのコッターの上面の面積が5〜100cm2、かつ、短辺の寸法が20mm以上で、プレキャスト部材上面の25〜50%が凹部になっていること。

③一つのコッターの平面形状が溝型(横に長い長方形状)又はこれに類する形状の場合、一つのコッターの上面の面積が200〜500cm2、かつ、短辺の寸法が20mm以上で、プレキャスト部材上面の25〜75%が凹部になっていること。

図-3 「ボイドスラブ」に含まれると解される床構造(ボイド系プレキャスト部材を用いた場合)

その3 突起部のあるプレキャスト部材を用いた床構造
<要件>(図−4〜図−6参照)

①プレキャスト部材の高さは10cm以上20cm以下とし、突出部上面から床構造(複合スラブ)上面までの場所打ちコンクリートの厚さは5cm以上、25cm以下とする。

②突出部を除く薄肉部の厚さは,2.5cm以上、5.0cm以下とする。

③現場打ちコンクリートが十分に流れ込むような幅が5mm以上,深さ3mm以上の凹部の溝が、プレキャスト板の突出部上面(図−4網目部分)に一様に設けられていること。なお、凹部に関しては、溝の幅が5mm以上であり、かつ、突出部上面の25〜50%が凹部になっていること。

④突出部どうしの間にボイド型枠を配置する図6のような断面構造(ボイドスラブ)もこれに含まれることとする。ただし、プレキャスト部材どうしの継目部分にはボイド型枠は設置しないこと。また、ボイド型枠の幅は一ヶ所当り55cm以下とし、ボイド型枠上面は、プレキャスト部材の突出部の上面を超えないこと。 

⑤突出部上面の幅は15㎝以上20㎝以下とする。

図-4 突出部分のあるPC版の見取り図

図-5 「均質単板スラブ等」に含まれると解される床構造(突出部のあるPCa版を用いた場合)

図-6 「ボイドスラブ」に含まれると解される床構造(突出部のあるPCa版を用いた場合)

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