評価協会

平成24年度 建設住宅性能 評価書(新築)データ (共同住宅等)

4.維持管理・更新への配慮に関すること

4-2 維持管理対策等級(共用配管)

共用の給排水管・給湯管及びガス管の維持管理(清掃、点検及び補修)を容易とするため必要な対策の程度
等級3 清掃、点検及び補修ができる開口が住戸外に設けられている等、維持管理を容易にすることに特に配慮した措置が講じられている
等級2 配管をコンクリートに埋め込まない等、維持管理を行うための基本的な措置が講じられている
等級1 その他
該当なし 等級1 等級2 等級3 合計
戸数 746 15,327 65,158 4,721 85,952
% 0.9% 17.8% 75.8% 5.5% 100.0%

共同住宅等の共用の立管や横主管について、維持管理のしやすさを評価するもので、例えば、分譲住宅の管理組合などを対象とした表示ということができます。
ここで取りあげている対策には次のものがあります。

  • a. 構造躯体を傷めないで点検や補修を行うための対策
  • 例)配管が貫通部等を除き、コンクリート等に埋め込まれていないこと
  • b. 構造躯体も仕上げ材も傷めないで点検、清掃を行うための対策
  • 例)適切な点検のための開口や掃除口が設けられていること
  • c. 構造躯体も仕上げ材も傷めないで補修を行うための対策
  • 例)適切な補修のための開口や人通口が設けられていること
  • d. 専用住戸内に立ち入らずに点検、清掃及び補修を行うための対策
  • 例)共用配管が共用部分、建物外周部、バルコニーなどに設置されていること

ここでは、上記全ての対策を講じたものを等級3 とし、a 及びb の対策を講じたものを等級2としています。等級が高くなるほど、より多くの対策が講じられていることを表しています。