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住宅性能評価 事例読本

大阪

大阪府・木造・F様邸 家族構成:夫婦+子ども1人

住空間から家具まで木で統一
壁紙には和紙を用いるなど、木への愛着が深い家

木の家に住みたい、というのが何よりの希望でした。
以前はマンション住まいでしたが、そのときから木の家具を買い揃えていたぐらい木への愛着がありました。そこでネットにて「木の家・大阪」で検索するとダイシンビルドさんが出てきて、とにかく話を聞こうと訪れました。気さくに丁寧に「家を作る」ということは何なのかご説明頂いたのですが、私たちに知識がないことと予算のこともあり、そのときは話のみで帰りました。自分たちの家を作るのに何も知らないのはよくないと感じ、自分なりに勉強してみました。住宅性能表示制度や長期優良住宅認定制度が標準で取得できるということも聞いたが、その制度に関しても知識がない。一年は勉強し、他社とも比較を重ね、選んだのは最初に訪れた工務店さんでした。「安い家」というだけなら他にもありましたが、勉強してはっきりしたのは、家に重要なのは安さではなく、「安心・安全」そして「居心地」ということでした。そしてそれは限りある予算であっても、住宅性能表示制度などの制度を上手に活用すれば購入可能になります。きちんと調べて知れば、良い家が建てられるのだと。そうして一年後、この工務店さんに再び訪れてお願いしました。結果はもちろん、希望以上の家を作って頂きました。
木は家中にセンス良く使われています。特に、剥き出しの梁は、吹抜けもあり、居心地のいいお家になっています。サッシの枠にも杉の木が使われていてお気に入りです。壁紙には和紙を使用しました。また所有していた木の家具は室内にぴったり収まるように、全てサイズを測り、これらのサイズに合わせてプランを決めて頂きました。木がもたらす恩恵は、多岐にわたります。清浄な空気に夏涼しく冬温かいという住み心地の良さから、健康までもたらしてくれます。その上長期優良住宅認定制度による気密と断熱性能も高いので、とにかく電気代が安くなりました。冷暖房を使わない時期は自然と長くなり、一か月「三千円」をきったこともあります。勉強したおかげで家にとって大切なモノは何かを知り、またそれを担保できる制度を正しく理解した上で、満足できる上質な家を持つことができました。

ギャラリー

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施工会社担当者より

ダイシンビルド 清水さん

安心・安全の担保は標準
長期優良住宅認定制度を取得した家で
良かったと思える家づくりを

ダイシンビルド 清水さん

地元の関西の木ということもありますが、日本一と言っても過言ではない吉野材を使用した高断熱・高気密の木造住宅をご提供しております。それに、住宅性能表示制度、長期優良住宅認定制度、または低炭素建築物認定制度を標準で取得できます。さらにプレカットする前の材木をお客様と一緒に見に行き、納得して頂いてから施工に入ります。木材の生産者から売り手まで、顔が見えるということも、「安心」につながり、さらに適正価格で安心・安全を担保した住み心地の良い家を建てるのが、ごく当たり前と考えております。そして長期優良住宅として高性能の家に丁寧に仕上げていく。特に今は耐震性を気にされるお客様が多いので、そこは重視しております。見た目だけ良くて安売りしていても、耐震性など最低限の性能が担保されていなければ、結局最後は高くつくのではないでしょうか。ある一定レベルの性能は担保した上で得意分野に特化し、そしてお客様の好みに変化対応する。十年ほどで使い捨てするような家ではなく、まさしく言葉通り、長期優良で心地良い住環境を作ることが大切だと思います。二○二○年に向けて住宅の省エネ基準義務化へ動いていますが、私たちはその十年後の二0三0年を見据えたさらに上の段階の省エネ性能を目指しております。家作りに関して同じ考えの人たちが集まり、二カ月に一度勉強会も行っております。十年後、家が使い捨てられるよりも、住宅性能表示制度・長期優良住宅認定制度を取得しておいて良かったと思える日がくるはずです。安心して長く住める家は、健全な社会の必要条件ではないでしょうか。

ポイント

「住宅性能評価」と「長期優良住宅」を標準で装備している住宅も増えつつあります。今後の資産価値を考えれば、「住宅性能評価」と「長期優良住宅」いずれも取得していた方が有利といえます。


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