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住宅性能評価 事例読本

和歌山

CASE07 設計 どこでも家族が感じられる家 和歌山県・木造・N様邸 家族構成:夫婦+子ども3人

暖かなひとつながりの空間を実現

家の中心に据えたのは、広めのリビングとダイニングキッチン。家族が集まりやすくするのと同時に、それぞれが家のどこにいてもリビングから気配を感じられるように、吹抜けで各部屋をつないで上下ひとつながりの空間にしました。食事をしているときもソファでくつろいでいるときも、二階で子どもたちが遊んだり寝る支度をしたりしている雰囲気が感じられます。
また予想以上に断熱性が高く、吹抜けがあるのに蓄熱暖房ひとつだけで家全体が十分暖かい。基礎や外断熱、耐震性など自分たちが望んでいる性能がオールインワンでカバーされた家が長期優良住宅でした。初めての家づくりはわからないことだらけですが、制度に乗っかってしまえばいい家が建つ——今はそんなふうに感じています。

ギャラリー

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施工会社担当者より

浅井良工務店 担当 中口さん

土地・環境に最適化された家

浅井良工務店 担当 中口さん

N様の場合は見た目だけではなく、耐震性や断熱性といった性能に対するご希望も明確。長く快適に住まうための根拠を提示できる住宅として、住宅性能表示制度の取得を目指すことになりました。傾斜地なので地盤調整は万全に、また和歌山は冬季の日射率が高いため、それを最大限生かすべく採熱や通風も工夫しました。当時、住宅性能表示制度を利用するのが初めてだったため、提出書類など苦労しましたが、その分、一つ一つしっかり作業できたと思っています。

ポイント

明るく開放的なダイニングキッチンから広がるリビングがあるN様邸。住宅性能表示制度には、東西南北及び上方の5方向について、窓がどのくらいの大きさで設けられているのかを評価する項目があります(光・視環境)。N様邸の場合は、開口部の位置については、北7%以上、東15%以上、南67%以上、西1%以上となっており、西側からの日射を抑え、南側に主な開口を設けていることが伺えます。

住宅性能評価レーダーチャート

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