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住宅性能評価 事例読本

愛知

CASE02 設計 建設 性能が見えた理想の住宅 愛知県・木造・M様邸 家族構成:夫婦+子ども1人+イヌ

建売でも、住宅性能評価書を取得した家には安心感がありました

子どもが生まれたのを機に、親子で思い切り走りまわったり家庭菜園を楽しんだりできるような庭付きの家に住みたくなり、家づくりを考えはじめました。自分たちの希望する家はやはり土地を買うところからでないと難しいだろうと思い、当初は注文住宅を考えていたんですが、注文だとどうしても割高になってしまう。そんなときインターネットでこの建売を見つけ、あまり期待せずに見に来たら庭も間取りも理想どおり。わざわざ注文しなくても欲しいものが全部そろっていたんです。
さらに建売でも住宅性能評価書を取得していることを知りました。当時、住宅性能表示制度の知識はほとんどなく、住宅性能評価書付きを条件に家をさがしていたわけではなかったのですが、小さい子どもがいるので特に耐震は気になっていましたね。耐震性も含めて住宅性能評価書を取得したこの家なら大丈夫だろうと。すでに建った状態でしたが、建築中の写真や書類などを見せていただき、きちんと確認作業や検査を通っていることがわかったので、安心して購入に踏み切ることができました。
気に入っている場所はたくさんあります。まず玄関。アプローチにポーチが付いていて、ドアを開けると天井が高く、広々としています。玄関の奥についている土間収納の納戸はベビーカーや子どもの三輪車などをパッと出し入れできて便利。子どもがいると玄関に荷物があふれてゴチャゴチャしがちですが、納戸のおかげですっきり見せられるのはありがたいですね。納戸に限らず収納は充実していて、何でもパパッと入れて隠せるパントリーは妻のお気に入り。息子が気に入っているのは寝室についているロフトで、一日飽きずに遊んでいます。キッチンの横にはちょっとしたスペースがあるので、子どもが小学生くらいになったら、炊事をしていても目の行き届くこのスペースで宿題をしたり遊んだりできそうです。家の中は角が全て丸く処理されているので、子どもも危なくない。建売にもかかわらず細かな配慮がされていて、注文住宅以上のクオリティの住まいが得られたと満足しています。

ギャラリー

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施工会社担当者より

イワクラゴールデンホーム  担当 儀賀さん

住宅性能表示制度は、建った後
見えない部分もきちんと伝えられるツール

イワクラゴールデンホーム  担当 儀賀さん

我々が建てる家は全棟、地震に強く仕様が統一されている2×4工法です。今回のM様邸は、弊社で土地を購入して建売で分譲しました。建売の場合は購入者がわからない状態で作るわけですが、新興住宅地なので若いファミリーを想定して設計しています。しっかりした構造を保ちつつ、しゃれたデザインに。隣接する住宅に影を落とさないように、窓の位置もずらすように配慮しました。
住宅性能表示制度を採用したのはまず、【フラット35】に対応するため。さらに現場検査に国に登録された第三者機関が入るので、お客様に高品質な住宅だということをアピールできるのでは、と考えたからです。当初、設計性能評価書の取得は書類を作るための資料集めが大変で、現場検査は社員が必ず立ち会わなければならないといった制約も多く、慣れるまで苦労しました。今は設計も現場も評価が通常の業務になっているので、しっかりした建物が作れるというメリットのほうが大きくなっています。とくに現場では写真や図面など検査の際の履歴がすべて残るので、お客様が施工状況や内側を確認したい場合もすぐに対応できる。そのため建売でも安心して購入していただけるようです。住宅性能表示制度を、注文住宅並みのクオリティや安心感が得られるツールとして活用しているところです。

ポイント

M様のように、分譲住宅で購入される場合、希望の住宅がどのような性能を持っているのか、図面等から判断するのは容易なことではありません。住宅性能表示制度を利用していれば一般の方でも、評価書により性能を知ることができるので、自分の希望にあった住宅の性能を安心して選ぶことができます。

建設住宅性能評価書のマーク 設計住宅性能評価書のマーク

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